ふじみ野駅 富士見市 婦人科・婦人系内科疾患・不妊治療・インフルエンザ・がん検診

くろだ女性クリニック くろだ女性クリニック アクセス

自然な状態で、2年間夫婦生活を営んでも妊娠しない場合を不妊症と定義します。

 

 

○不妊症の検査

不妊症外来では以下のような検査を行います。
検査は月経周期の決まった時期に行いますので必ず基礎体温表をつけてご持参して頂きます。
一通りの検査終わるまでには2?3ヶ月の期間を必要とします。
一ヶ月に1、2回しかご来院できなければかなりの日数がかかることをご了承下さい。
検査中に妊娠すれば万々歳です。

 

1)基礎体温の記録

基礎体温を記録することで自分の月経周期、排卵日、黄体機能などを調べることができます。
不妊症の検査治療には欠かすことができないものです。

2)精液検査

ご主人の精液の正常か、否かを検査いたします。
不妊は男性側に40%原因があると言われています。
あらかじめ精液検査用の容器を差し上げますので4、5日禁欲したのちに精液を採取し、外来に持参して頂きます。
精液の量・数・運動率・奇形率などを調べます。採取後、2時間以内に検査を行います。

3)超音波検査

子宮と卵巣の形状を観察し、妊娠可能か否かを調べます。
子宮筋腫や子宮内膜症、またな内性器に異常があれば手術を必要とする場合があります。

4)染色体検査

血液を採取し、本人とご主人の染色体に異常がないか否かを調べます。
不妊・流産の原因となることがあります。

5)内分泌検査

月経不順や排卵のない人はもちろん、月経が順調であると思われる人でも内分泌の異常で不妊になることがあります。
月経中、または月経直後に血液を採取し、卵巣と下垂体(脳の一部)などの機能をみるための検査です。

6)子宮卵管造影検査

卵管の異常は不妊の原因の約30%を占めています。
卵管が詰まっていると妊娠できません。
卵管の通り具合を診る検査には卵管通気、卵管通水、子宮卵管造影などがありますが、当院では最も信頼性の高い子宮卵管造影を行っております。
これは子宮口より造影剤を注入し、X線撮影を行って卵管の通過性のみならず、子宮の形や卵管の形態を診ます。実施時期は月経終了後?排卵までの間です。
当日と翌日に腹部X線撮影が必要です。(予約制)

7)排卵日推定検査

排卵日を正確に知ることは、不妊検査では非常に大切です。
これらの検査は妊娠の最も確率の高い排卵日に夫婦生活を持つことが必要です。
排卵日の推定は予定排卵日の数日前に来て検査を行いますが、
一回の検査では正確な排卵日予測は困難なため、一日おきに2、3回ご来院して頂く事があります。
その検査方法は以下の3つの方法があります。

-頸管粘液検査-
排卵日が近づくと子宮頸管粘液が増加します。
粘液の量や乾燥させた粘液のシダ状の結晶を顕微鏡で見て、排卵予定日を推測します。

-超音波による卵胞計測-
超音波診断法によって排卵日を推定する検査です。
卵巣の中にある卵胞は排卵日が近づくにつれて大きくなり、
排卵日では直径2cmぐらいまでになって破裂し排卵します。
この大きさを測定して排卵日を推定します。
また、排卵日が近くなると子宮の内膜が肥厚しますが、その厚さと形状を観察することにより排卵を予測します。

-尿中LH測定-
排卵の直前に下垂体からLHというホルモンが大量に分泌されますが、これは尿中に排出されます。尿中のLHを測定することにより排卵日を推定します。

8)性交後試験(ヒューナーテスト)

子宮の中まで精子が侵入できるか否かを診る検査です。
排卵直前の翌朝に性交を行ったのちにご来院して頂きます。
性交後2時間以内に行います。
この検査は数回検査しても子宮の中に精子がいなければ夫婦間人工授精を行います。
最近では血液を採取し、抗精子抗体を調べる検査もあります。(抗精子抗体の検査は保険適応外です。)

9)クラミジア検査

リケッチアの一種である微生物クラミジアは卵管炎、子宮頸管炎の原因となり不妊症の一因となります。
子宮頸管内を綿棒で採取し、DNA鑑定を行います。陽性の場合は本人とご主人を同時に治療し、不妊の原因を除去します。

10)黄体機能検査

卵子は受精したのち約7日で子宮に達し、子宮内膜に着床します。
黄体ホルモンの分泌が悪いと受精卵の着床が上手くいきません。
排卵確認後、血液を採取し黄体ホルモン値を測定します。
黄体ホルモン不足の場合は黄体ホルモンを上昇させるゴナドトロピンを注射したり、黄体ホルモンそのものを投与し、受精卵の着床を手助けします。

以上が不妊症婦人に対する基本的な検査です。

※以下の検査が必要な場合は、専門病院をご紹介いたします。

◆腹腔鏡検査

不妊症の一般検査ではどこにも異常が診られないのに妊娠しないいわゆる機能性不妊症の方がいます。
卵管の小さい癒着や内診で分からならいような小さな子宮内膜症があっても不妊の原因となります。
そのため、腹腔鏡で直接お腹の中を検査してお腹に異常がないかを調べ、小手術を行うことがあります。
この検査は原則として人工授精を10回以上行っても妊娠しない人に限ります。

 

◆子宮鏡検査

子宮卵管造影や超音波検査で子宮内にポリープや子宮筋腫の存在が疑われるときに行います。
子宮筋腫やポリープが見つかった場合には切除します。